映画ニューシネマパラダイス

私が今までに見た映画の中でも特に感動し、考えさせられた映画がニューシネマパラダイスです。

小さな町に住んでいる映画好きの少年が映画監督になるまでの物語です。

映画の中に使われている音楽もものすごく綺麗で何度聞いても飽きない音楽です。

主人公の少年が映画監督になるためにはその小さな町を出て、多くのことを経験する必要がありました。そのことに気づいた映画館の主は少年が小さな町を出て行くように仕向けてしまいます。

その映画館の主のおかげで彼は有名な映画監督になり見事成功することができたんです。なのですが、彼はその成功の代わりに青春時代を一緒に過ごした大切な彼女を失いました。映画館の主が二人の仲を引き裂いたためです。映画監督として成功した彼は成功との引き換えに恐らく女性と深い恋愛関係を結ぶことができなくなっていたようです。彼女との別れが彼の人生にある種のトラウマを生みつけたためです。

本当に大切なものとは何か、ということを考えさせられる映画です。

大切な人と平凡な人生を歩むということも重要なことです。ですが、一方で、才能にあふれた人間が自分の好きなことを職業にして成功すればそれもまたその人にとっては重要なことです。どちらかがより重要だなんてはっきりといいきれる人はいないはずです。

埋もれてしまうはずだった才能を使い、好きなことで成功するということは幸せなことなはずです。

主人公の恋人との仲を引き裂いた映画館の主が亡くなった時に、主人公は映画館の主が彼の恋人との中を引き裂いた張本人だと知ります。

それでも彼は映画館の主を責めることができなかった。自分を今の地位にまで導いてくれたのは他ならぬ映画館の主だったからです。

主人公自信も、青春時代の恋人と結婚する生活がよかったのか、今の人生がよかったのか、わかっていない状況が本当に何ともいえません。

人生にはあの時、こうなっていたら、と考えることもありますが、結局は今の人生が自分の人生なんです。後戻りなんてできるものではないんです。

ただ、それを踏み台にして強く生きていける人ほどすばらしい人はいないはずです。

映画館の主の想い、彼女の想い、主人公の想い、それぞれが熱く、それぞれの想いを考えると本当に感動して涙が止まらなかった作品です。